2008年7月7日月曜日
米航空会社関係者らに出廷命令、コンコルド墜落事故の裁判
ビジネス
米航空会社関係者らに出廷命令、コンコルド墜落事故の裁判
炎上しながら離陸するコンコルド機=2000年7月撮影パリ――パリのシャルルドゴール空港で2000年7月に起きた、エールフランスの超音速旅客機コンコルドの離陸直後の墜落事故で、パリ郊外ポントワーズの裁判所は3日、米コンチネンタル航空の関係者ら5人に出廷を命じた。裁判では過失致死罪の適用が争われる見通し。
ポントワーズの検事局によると、5人はコンチネンタル航空の2人、コンコルドを製造したエアロスパシアル社の2人に仏民間航空当局の1人となっている。審理の開始時期は不明。
事故では、検事局が、コンコルドの直前に離陸した米コンチネンタル航空機が滑走路に落とした金属片が原因と断定する報告書を裁判所に提出している。コンチネンタル機は離陸時にチタン合金板の一部を落とし、続いて離陸したコンコルドの車輪がこれを踏んでパンクし、飛び散ったタイヤ片で主翼内の燃料タンクが損傷して出火、墜落につながったとしていた。
コンチネンタル航空は米連邦航空局(FAA)の許可を受けずにこのチタン合金板を交換していたとの過失を指摘している。
また、コンコルドの燃料タンクは外部からの衝撃に弱く、製造元はこの弱点を1979年から承知していたものの対策を講じなかったとも結論付けていた。
事故では乗員乗客109人、地上で巻き込まれた4人が死亡した。コンチネンタル社は、墜落での責任を否定している。
from CNN Japan
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