Boeing ７２７

以下、ウイキペディアからの抜粋



ボーイング727（Boeing 727）はアメリカ合衆国のボーイング社製の旅客機である。先発のボーイング707とは大きく異なり、T字尾翼と尾部に集中して搭載されている3発のエンジンが特徴の短・中距離用旅客機である。


1956年2月に、ダグラスDC-4やコンベア440などの当時のプロペラ旅客機を代替する短・中距離用のジェット旅客機として開発が開始された。1963年2月に初飛行。路線への就航は、1964年2月に当時アメリカ有数の大手航空会社であったイースタン航空よりはじめられた。


DHLの727-200優秀な性能と小回りの効く機体サイズによりベストセラーになり、世界各国の航空会社からの発注が相次ぎ、原型の-100シリーズに次いで胴体延長型の-200シリーズが生産された他、-200シリーズの機内装備をアップグレードした、-200アドバンスモデルも生産された。

次いで各種機能をアップグレードした-300シリーズも計画されたものの、後継機とされたボーイング757とボーイング767の受注を増やすために1984年に生産が中止された。それまでに生産された機体は1,832機にのぼり、これは当時のジェット旅客機の最高記録であった。

高速化のためにジェットエンジンを3発搭載している。そのためにT字尾翼を採用し、尾部にエンジンを集中搭載している。中央のエンジンの空気取り入れ口は、垂直尾翼直前にある。そこから取り入れた空気は、垂直尾翼基部から湾曲したダクトを経て胴体末端のエンジンに導かれる。

また、離着陸性能向上のために、前縁一杯のスラットおよびトリプル・スロッテッド・フラップなど、それまでにない強力な高揚力装置を備えている。主翼の後退角は32度と深めである。3発エンジン・T字尾翼・強力な高揚力装置の組み合わせにより、上昇・下降などの運動性能は優秀であった。ただし、あまりにも下降性能が優秀すぎたために、本機が登場したごく初期には、下降速度を小さく見積もりすぎたパイロットによる墜落事故が何件か発生した。



また、搭乗・降機時の利便性のために機体尾部に引き込み式のタラップがついており、設備があまり整っていない中小の空港ではよく使用されている。

初期型である-100型と、-100型を主翼の前後で胴体を3 mずつストレッチした-200型がある。双発型やさらに胴体を延長した-300型も計画されたが実現しなかった。なお、新型エンジンに換装、ウィングレット後付け等の改修が施された機体を、「スーパー27」と呼ぶ場合がある。


ユナイテッド航空のロンドンーベルリンやラガーディアーワシントンダレスなどでお世話になりました。　好きな飛行機のひとつです。